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暴行罪・傷害罪の被害について

暴行罪も傷害罪も,暴力を振るう犯罪です。

暴行と傷害の違いは,被害者を怪我させるかどうか,という点です。

なお,あくまで被害者は人である必要があり,物や動物については,器物損壊の被害で解説した通り,器物損壊罪で処罰されます(実際に壊される必要があります。)。

暴力を振るっても,実際に怪我をさせなければ,暴行罪となります。

暴行罪は,被害者の体に触れなくても成立します。目の前に石を放り投げただけでも,棒などを振り回したり,あるいは自動車の幅寄せによっても成立すると考えられています。

刑罰は,暴行の場合は,2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料,傷害の場合は,15年以下の懲役又は50万円以下の罰金と定められています。

暴行罪のポイント

暴行罪は,比較的軽い刑罰が定められていること,また,傷害結果という明確な証拠がないことから,処罰を求めることには困難が生じます。

また,民事上,損害賠償を請求する場合も,同様に証拠がない,被害を明らかではない,という問題が生じます。

暴行罪では,周辺事情やあるべき証拠をよく検討し,立証可能かどうか,慎重に判断することが重要になります。

傷害罪のポイント

人を殴って怪我をさせた,ものを投げつけて怪我をさせた,いずれも傷害罪になるように,非常に「ポピュラー」な犯罪です。

擦り傷程度のものから,骨を折るような重傷のもの,後遺障害が残るものなど,内容や程度が非常に幅広いのも特徴です。

法定刑(法律上定められた刑罰の範囲)もそれを反映し,最高は15年である一方で,罰金刑も定められており,処分の軽重も様々です。

刑事上は被害の程度,暴力がどれだけ悪質であったのか,という点が重要になります。

民事上は,慰謝料や治療費だけではなく,働いている場合は休業補償,賞与に影響をした場合はその損害,後遺症のある場合は,将来の得べかりし給料や後遺症慰謝料も問題となります。

早い時期に診断書を取得する,既往症との関係も明らかにしておくなど,早期の対応が重要になってきます。